こんにちは
やすらぎ工房スタッフのさっちゃんです
週明けはいよいよバレンタインdayですね♡
今日はいつかゆっくり書きたいなって思っていた
事がやっとまとまったのでご紹介
コロナ禍出会ったステキなおじちゃんの話です
(ちょっと長いです)
お時間ある時に読んでいただけたら幸いです
また思い出すだけでまた目に涙が溜まっちゃう
泣きながら書きました(笑)
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まだ残暑が厳しい夏の終わり頃
事務所の近くの草ぼーぼーの空地で
四つん這いになって
一生懸命草採りをしているおじちゃんがいた
おじちゃんの後ろは
みるみるきれいになっていく
根っこ残さず一本一本
あんなに茂っていた草が一本もない
(すごいなぁ〜暑いのに大変そうだな〜
膝痛くないのかなぁ)
事務所にあったお茶とおまんじゅうを持っておじちゃんのところへ
おじちゃんは
「どこの誰だか知らないけどありがとっ!ありがとっ!」
何回も頭を下げて喜んでくれた
それから挨拶したり少し話するようになって
今日もおじちゃんいるかな〜って
お菓子持ってったら
「子どもがいるんだからお金は子どものために使いなさい」って
「うん、わかったよ。
大丈夫だよ〜
もらったのだからおやつにしてね」
と自転車の荷台に置いた
元漁師だったおじちゃんは
料理屋で働いていたこともあったらしく
自分で捌いたお刺身を自転車の荷台に乗せて持ってきてくれた
美味しくて美味しくて
子ども達もすっごく喜んで食べた
会社で秋祭りをやる事になって
お祭で秋田のりんご販売する事を知った
おじちゃん
2日前にわざわざ事務所まできてくれて
予約注文をしてくれた
「おじちゃんありがとー!」
注文は
A品を2袋
訳ありのB品を1袋
秋祭り当日
いつものごとく会場中をばったばた走り回っていた私
予約してくれてたから
おじちゃんの分は事務所に分けて置いていた
おじちゃんにりんごを渡して
「こっちがA品で、こっちがBね」
「前の床屋の娘ちゃんはどこにいる?」
朝から秋祭りの手伝いをしてくれていた床屋の娘ちゃんたち
場所を教えると
おじちゃんは教えた方へ向かっていった
もう1袋のA品のりんごの袋を
娘ちゃんたちへ手渡していた
おじちゃんはB品のりんごを自転車の荷台に乗せて帰って行った
考えもしていなかった
おじちゃんの優しさに
あっけに取られて
えっ? えっ? えっー?
おじちゃん、えーーーーーっ??
何か頼まれ事をしてここに来たんだけど
(確か出店のお釣りが足りなくなったから取りに来たんだ、持っていかなきゃ)
でもでもムリ

涙腺崩壊
涙が止まらない
それから賑やかな秋祭りが終わって
片付けをしながら
旦那に今日の事を報告
それからも
自転車でおじちゃんが事務所の前を通ると
私は思いっきり両手で手を振る
おじちゃんは少し照れくさそうに
はにかみながら
手を降り返してくれる